知り合いがワンコを飼えるかどうか悩んでいるのを見て、思い出しました。
うちには、18年生きた犬がいました。名前は見たまんまのクロ。
20年ほど前、手のひらに乗るほど小さな、生後1ヶ月ほどの仔犬が我が家にやってきました。
1年ほど経って、成犬になったばかりのワンコを散歩に連れていかなきゃ、と思いながらも、生理痛がきつくてしばらく横になっていました。
でも、とても楽しみにしているクロがそばに寄ってきます。
やっとの思いで起き上がり、夜中の授乳以来のツラさかも、と思いながら、出発しました。
当時は大型犬の家庭も多く、若い犬が走る速度に合わせるため、自転車に乗ってリードを持っている人がいっぱいいました。
危険ですから、今はそんなことする方はいませんが。
すると、いつもはあっちこっちと道の端やらにひっぱられて、自転車ごと倒れそうになりながらの散歩なのに、
その日はまっすぐ前を向いて、ひたすら同じリズムで走ってくれたのです。
その時から、めちゃくちゃ可愛いと思うようになって。
通じあってる感があって、動物を飼うってこういうことなんだなぁ、と思いましたね〜。
看取る頃は、子どもたちも大人。
老いがどんなものかも目の当たりにし、いろんなことを教えてくれました。
命の絆。
あなたはどんな思い出がありますか?